タイ古式マッサージってめちゃくちゃ気持ちいいけど、効果ってどうなの?これって気になりますよね。
そんな疑問も、タイ伝統医学の考え方を知ることで解決することができます。
今回は、タイ古式マッサージの効果の土台となっている2大理論をご紹介します。
4タート理論とは
その昔、タイの賢者たちは、宇宙に存在するすべての物を1度細かく分解しました。
そして、もうこれ以上は細かくできないというところまで分解したところで、今度はその分解した物を「土」「水」「風」「火」という4つのグループ(タート)に仕分けました。
つまり、「土」「水」「風」「火」の4つの組み合わせで宇宙は成り立っているのです。
そして、私たち人間も宇宙の中に存在しているので、同じようにこの4つから成り立っているということになります。
人間の身体に当てはめてみると、「土」というのは【筋肉や骨】、「水」というのは【血液やリンパ液】、「風」というのは【神経伝達や呼吸】、「火」というのは【体温や消化機能】にあたります。
病気になる理由
この「土」「水」「風」「火」のバランスが保たれているとき、人間は健康でいることができます。逆に、この4つのバランスが崩れたとき、病気になってしまいます。
なぜバランスが崩れるの?
バランスを崩してしまう要因は5つあります。
1.季節要因 温度、湿度の変化が私たちの身体に影響を与えます。
2.年齢要因 年齢によって変わるホルモンバランスや免疫力の変化などが身体に影響を与えます。
3.時間要因 朝起きたばかりのときと、日中の体調が違うように、時間の変化が身体に影響を与えます。
4.国要因 その地域がもつ環境が身体に影響を与えます。
5.行動要因 仕事のしすぎ、暴飲暴食、寝不足などが身体に影響を与えます。
これら5つの要因がタートを過剰にさせたり、減少させたりして、4つのバランスを崩してしまいます。
10セン理論とは
タイ伝統医学では、身体中に生命エネルギーが流れていると考えています。
そして、人間の身体には72000本の生命エネルギーが流れる道(セン)があって、その中でもメインとなる10本の流れを良くすることで、残り71990本の流れも良くなると教えています。
生命エネルギーの役割
身体の中を巡る生命エネルギーの役割は、4つのタートのバランスを保つことです。
生命エネルギーの流れが悪くなると、タートのバランスを保てなくなり、最後は病気という形で症状にあらわれてしまいます。
エネルギーの流れを悪くするもの
暑い、寒いなどの環境の変化や、年齢、仕事のストレスなどの要因で、身体に疲れがたまっていきます。
すると筋肉が固くなり、コリやハリ、歪みなどをつくります。その結果、エネルギーの通り道を詰まらせてしまいます。
タイ古式マッサージの効果
タイ古式マッサージは、10本の道(セン)を、ほぐしたり、伸ばしたりすることで、生命エネルギーの流れを良くして、4つのタートのバランスを整えます。
つまり、タイ古式マッサージには、お客様の自然治癒力を回復させ、病気を未病のうちに防ぐという効果があります。
いかがでしたか?
今回はタイ古式マッサージの2大理論を解説しながら、タイ古式マッサージの効果をご紹介しました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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