“気”とか“非言語の感覚”って、
特別な修行をしないと
身につかないって思われがちなんですけど、
実は誰もが持ってるんです。
特に、幼いころの環境が影響して、
自然と磨かれていくこともあるんです。
たとえば、親が怒りっぽかったり、
感情の起伏が激しい家庭で育った場合。
そういう環境だと、
子どもは自然と親の顔色や声のトーンを敏感に察知して、
「あ、今これ言っちゃまずいな」とか、
「なんか今は近寄らない方がいいかも」って
判断するようになりますよね。
こうして身についた“空気を読む能力”や
“非言語を感じ取る力”は、
大人になってから時に負担になることもあります。
たとえば、
「なんで私ばっかり気を遣わなきゃいけないんだろう」とか、
「他の人が気にしないことがすごく気になる…」と感じたり。
でも、これって実は特別な才能でもあるんです。
人が気づかない細かな感情や空気の変化を
察知できるわけですから。
ここで、漫画『ザ・ファブル』の主人公
佐藤を例にするとわかりやすいかもしれません。
佐藤は幼いころから特殊な訓練を受けた、
プロの殺し屋です。
サバイバル能力を鍛えるために
山の中で生活をさせられ、
常に死と隣り合わせの状況で
“食べられる植物”と“毒のある植物”を
匂いや味覚で見分けたりして、
危険を察知する能力を
身につけたんです。
結果、彼は
人が気づかないような些細な変化や違和感を
瞬時に察知できるほどの超感覚を手に入れたわけです。
でも、そんな佐藤にも意外な弱点があって…
なんと“超猫舌”なんです。
味覚や感覚が研ぎ澄まされすぎたせいで、
熱いものを全く食べられない(笑)
ラーメンなんて一口食べるだけで
『アツっ!』って顔が真っ赤になるくらい。
だけど、彼はその弱点をちゃんと認識していて、
熱いものを食べるときは
一生懸命フーフーして冷ましてから食べるんです。
こうやって自分の敏感さを理解して対処することで、
普通に日常を過ごしてるんですよね。
佐藤の例が示しているように、
敏感であることにはプラス面とマイナス面があります。
敏感であるがゆえに、
大きな才能を手に入れる一方で、
その敏感さに対処する術がなければ
負担になってしまうことも。
だからこそ、敏感さをポジティブに活かしつつ、
自分を守る方法を学ぶことが重要なんです。
たとえば、気功師や武術家たちは、
修行を通じて“気”を操る能力を身につけています。
彼らは、
自分の中に溜まった不要なエネルギーを浄化したり、
“邪気”を受けないように結界を張る方法を活用しています。
これらは修行を通じて
後天的に手に入れた技術ですが、
幼いころから敏感な感覚を持つ人にも
応用できる知恵なんです。
“気”とか“非言語の感覚”が敏感な人ほど、
こうした知識をセットで学ぶことで、
“敏感さ”をデメリットではなく才能に変えられます。
たとえば、気功を取り入れて
不要なエネルギーを手放したり、
意識的に結界を張ることで
外部の影響を減らすことができる。
そうすると、
“繊細だから大変”と感じていたことが、
むしろ自分の強みとして活かせるようになるんです。
『ザ・ファブル』の佐藤も、
超猫舌という弱点がありながら、
自分の能力をフルに活かしているように、
私たちも敏感さをコントロールしながら
生きることができます。
こう考えると、
“気”とか“非言語の感覚”を敏感に感じられることは
自分の特技になる気がしませんか?
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