癒すとは何か?リラクゼーションセラピストが考えるべき本当の価値

リラクゼーションのセラピストさんと話していると、
「癒したい」っていう言葉をよく耳にします。

もちろん、それ自体素敵なことなんですけど、
よく考えてみると『癒す』っていうのは、
相手が何かしら傷ついていたり、
疲れていたりしているから必要になるわけですよね。

元気ハツラツな人を癒す、って考えると
ちょっとおかしい感じがするじゃないですか。

でも、『癒し』とか
『リラクゼーション』っていう言葉って、
なんとなくふんわりしていて
具体性に欠けることが多いんです。

例えば、
「いい香りがする」とか、
「気持ちいい施術」や
「非日常の空間」を提供する。

みたいな話で終わっちゃうことがあります。

それ自体も大事なんですけど、
そこで止まっちゃうと、
結局、相手にどんな価値を提供しているのか
自分でもよく分からなくなってしまうんです。

さらに言えば、

実は自分が
『心地よい、安全な空間で仕事がしたい』っていうところが
本音だったりする場合もあるんですよね。

これって、
プロのセラピストとして
一歩踏み込んで考える必要があると思うんです。

『癒す』ってことは、
相手が何かしら傷ついていたり、
ダメージを受けている可能性がある。

じゃあ、その相手の傷や痛みって、
具体的にどんなものなんだろう?

それをもう少し深く
理解してみることが大事なんだと思います。

そうすると、
相手がどんなことで
困っているのかが見えてくるし、

自分がセラピストとして
何を提供できるのかがはっきりしてきます。

そうやって考えられるようになると、
自分がこれから学びたいことや、
学ぶべきことも
自然と見えてくるんじゃないかなと思います。

そして、自分の得意なこと、
不得意なことももっと明確になりますよね。

これって、相手にも自分にも
プラスになることだと思うんです。

結局のところ、
セラピストとして大切なのは、
ただ癒しを提供するだけではなく、

相手の本当の問題に寄り添い、
それに応じた価値を届けることなんだと思います。

それができたとき、
きっとあなた自身も
セラピストとしての
本当のやりがいや喜びを感じられるはずです。

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木下智之
木下智之
静岡県浜松市で、コーチング+整体+気功ヒーリングの技術を掛け合わせて、頑張る女性の心と体を癒してます。 「やりたいことをやりながら自立して生きていける人を増やしたい。」とも思っていて、マインドの使い方+経営コンサルティングの知見を使ったサポートと、タイ古式マッサージの技術や身体の仕組みを教えたりもしています。 趣味は読書、サーフィン、合気道です。

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